肌トラブルがあると気分もすっかり落ち込んでしまうもの。でも、しっかり肌トラブルの構造を把握すれば未然に予防できるものなのです。
さあ、まずはトラブルがあるお肌がどんな状態か考えてみましょう。
肌には、みずからうるおいを保とうとする「肌バリア機能」があります。肌の表皮にある「角質層」と「皮脂膜」がきちんと機能していれば、トラブルは起こらないものなのですが、何らかの原因で肌バリア機能が衰えてしまうと皮脂膜がきちんと分泌されず、角質層の隙間にあるセラミド(油脂)が乾燥してしまいます。その結果、角質層が直接外界にさらされることで傷つき、削れたり硬くなったりしてしまうのです。
この状態がいわゆる「乾燥肌」になってしまうのですが、肌バリア機能の要である角質層がダメージを受けると、大切な真皮のコラーゲンが奪われるまでは本当に一瞬です。一度傷ついた角質層が元に戻るためには、次のターンオーバーを待たなければいけないので、どんなに早い人でも30日くらいはかかってしまうことをお忘れなく。
「乾燥肌になっても肌がカサカサするだけ」……なんていう認識は甘いですよ!乾燥肌はあらゆる肌トラブルを引き起こす原因なんです。
水分が減って傷ついた角質層というのは、収縮してかなり硬くなっている状態なので、それに加えて肌が乾燥していることで出てくる、応急処置のための油脂がつまってしまいがちです。つまり、それがニキビや吹き出物の原因になってしまいます。
さらに、肌のキメが乱れたままの状態が続くと、毛穴がひっぱられて大きく見えてしまうため、うるおいがなく弾力を失った肌は、毛穴だけでなくたるみを生むこともあるのです。
乾燥肌は肌トラブルの大きな要因のひとつ。美肌を保つためには、常に肌のうるおいを心がけることがなによりも大切なのです。